「素直さ」
🐰
「職場にね。
“みみさん🐰の耳はいつも素敵ですね”
って、声を掛けてくれる人がいるのね。」
🐹
「良い人だな。」
🐰
「そう?耳は素敵ってどう?」
🐹
「良いと思うぞ。明るく”はい”とか”ありがとう”と答えれば良いじゃないか。」
🐰
「うーん。」
🐹
「みみ🐰の心の持ち方で変わると思う。」
🐰
「どういうこと?」
🐹
「例えば、
職場で出勤時間になっても来ない同僚がいてな。周りのみんなは、
“あいつ寝坊したんだな”
って言っていたが、ある人は、
“何かあったのかな?”
と心配した。
あとは、
みんなの前で夢を話してくれた後輩がいて、その後輩が帰ってから、
“まぁ、あいつには無理だよね”
とみんな疑っていたが、ある人は、
“まぁ、彼にはちょっと道のりが長いかもね”
と言った。
どちらとも他人のことを言っているが、根本は自分のことを言っている。」
🐰
「どちらも他人のことじゃないの?」
🐹
「一見そう思えるが、相手が話した内容や起こったことに対して、自分がどう解釈しているかが大事。出勤時間になっても来ない同僚の話は、自分に相手を疑う心があるかないか。夢を話してくれた後輩の話は、自分が相手の可能性を信じているかいないか。耳の話だと、相手の言葉を素直に受け取れているかいないか。素直に受け取れないと、”耳はいつも素敵ですね”が、ちょっと嫌味に聞こえるかもしれない。」
🐰
「言われてみれば、そうかも。」
🐹
「みみ🐰が相手の言葉を素直に受け入れることが大切だな。
まとめるとこんな感じ。
✅”みみさんの耳はいつも素敵ですね”
★それは嫌味なの? ▷ ️自分が相手の言葉を素直に受け取れない方
★ありがとう ▷ ️自分が相手の言葉を素直に受け取っている方
✅出勤時間になっても来ない同僚
★寝坊したんだな ▷ ️自分に疑いの心がある方
★何かあったのかな? ▷ ️自分に疑いの心がない方
✅夢を話してくれた後輩
★あいつには無理 ▷ 自分が相手の可能性を信じていない方
★道のりが長いかもね ▷ ️自分が相手の可能性を信じている方
ものの見方ひとつで、違った思考になり違った発言になってくる。
🐰
「とても哲学的ね。同じ出来事でも、自分の考え方で、相手に対する見方って大きく変わるのね。」
🐹
「これはとてもとても奥が深い。また、気持ちで左右されることもある。恐れや不安などの気持ちがあると、どうしても否定的な解釈になってしまいがち。」
🐰
「確かに、恐いとか不安なときって、なかなか前向きな解釈ってできないかも。」
🐹
「そうだな。もし明日も褒められたら、素直に”ありがとう”って答えれば大丈夫。」
🐰
「そうね。素直に受け取るようにするわ。」