こころ 社会

不安を解消したい

「不安を解消したい」

🐰
「え?不安?そんなの何もないわよ。」

🐰
「なんて言えたらいいわよね。」

🐹
「そういう人って、日本人の中では1.7パーセントしかいないらしい。つまり、98パーセント以上の人がみんな不安を持っている。不安を持っているのは当たり前だな。」

🐰
「そんな不安を理解して、上手に付き合っていく方法って、なんかあればいいわね。」

🐹
「生存率を高めるために、未来の予測能力がものすごく発達したと言われているな。」

🐰
「そうなんだ。」

🐹
「例えば、『これをやったら将来こんな風になる』とか、『動物を捕らえる為にはこんな風にすると上手くいく』とか、『この食事をすると体調がこんなふうに変わる』とか、未来が変わるかもしれないという予測が他の動物よりも優れているからな。」

🐰
「たしかに、未来のことを考えて、今どうするかを考えるわ。」

🐹
「もう一つ例を上げると、人間だけが『災害に備えて、備蓄品の食料を確保や保存をしておこう』と、こんなに深く考えるようになった動物だな。つまり、物凄く心配性だからここまで生き延びる事が出来たのが人類。それこそが人類の最大の武器でもある。」

🐰
「予測する能力が人間を繁栄させてきたってことね。」

🐹
「そう。でも、僕らが生きている現代は、情報量が爆発的に加速している。これが問題。人間は情報量が増えれば増える程、『未来予測をしなければいけない!』と、脳が反応をしてしまうんだ。」

🐰
「情報の量が膨大になると、その分だけ不安や心配も増えそう。」

🐹
「だからこそ、情報が増えるほどネガティブな事を考えてしまうという弊害が物凄く増えてきた。
『コロナが怖い!でもコロナのワクチンも怖い!』とか、『独立開業をしたら生きていけなくなってしまう』とか、『とにかく将来が不安だから貯金をしないといけない』とか、僕たちは、地球上で一番、死ににくい動物になった。そして、それとと引き換えに地球上で一番不安を生み出す動物になった。」

🐰
「不安だらけの中で生きていくって、幸せなのかしら。」

🐹
「幸せを感じる人は少ないかもな。むしろ、『幸せなんかじゃない!』という人の方が多そうな気がする。」

🐰
「不安よりも幸せを感じる時間が多い人生の方が良いわ。」

🐹
「そうだな。不安のメカニズムを理解した上で、不安を減らす具体的なアクションを起こさなくてはならないな。」

🐰
「そもそも不安が生れるメカニズムは何なのか?」

🐹
「科学的には、不安というのは脳の中に流れる、セロトニンというホルモンで決まる。セロトニン自体は精神を安定させる物質である。このセロトニンは一回使うと分解されてしまうが、それを再回収し、もう一回作る時に必要なのがセロトニントランスポーターという遺伝子。」

🐰
「使っても、また使えるようにできるんだ。」

🐹
「このセロトニントランスポーターが少ないと、心配性やひどい時には、鬱やパニック障害を引き起こしたり、人に対する攻撃性が高まったりしてしまう。日本人の遺伝子は、そのセロトニンを作る力が弱い人が多い。日本人は超心配体質なんだ。」

🐰
「日本人は、不安でいっぱいの人が多いのね。」

🐹
「日本人は世界一不安を感じやすい民族とも言える。だから、不満を減らすための努力も大切なんだ。」

🐰
「どうやって不安を減らしていけばいいの?」

🐹
「基本的には、不安を解消するには食事やサプリメントを摂る事が有効と言われている。例えば、食事だと豆乳や魚やキノコなど。これらを摂取すればセロトニンを増やす事ができる。それをサプリメントで補う。」

🐰
「基本は食生活なのね。」

🐹
「そして、実は食事やサプリメントよりも、誰でも簡単に出来て最も効果的な方法がある。そればは、太陽の光を浴びること。これが一番効果的な方法。日光の効果をさらに高めるには、運動を組み合わせると良い。」

🐰
「太陽の光を浴びながらゆったりとウォーキングをするだけでも良いのね。」

🐹
「そうだな。太陽の光を浴びながら運動する以上に、効果的な不安を減らす方法はないかもしれない。」

🐰
「やっぱり考えることも大事だけど、行動することね。不安とか心配事をどうしようと考え込むのではなく、具体的な行動に繋げていくことが大事ね。そうだ!はなちゃん🐥とむぎさん🐔も誘って、朝のウォーキングでもしましょうよ!」

🐹
「いいな!みんな喜ぶと思うぞ。」

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