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値上げラッシュ

値上げラッシュ

 

🐰
「え!電気代、高くない。この再エネ賦課金って何?こんな高かった?」

 

🐹
「再エネ賦課金は、太陽光発電が一般住宅などへの普及が進んでいる背景などから、再生可能エネルギーで発電された電気を売るためのコストを電力会社が負担するわけではなく、国民全体が再エネ賦課金という形で負担をしてる。」

 

🐰
「ソーラーパネル設置してないのに。」

 

🐹
「再生可能エネルギーは、太陽光発電以外にも、風力、水力、バイオマス等もある。ソーラーパネルを設置していなくても、政府は、エネルギー安全保障の観点から重要だからと国民全員が負担するとしていて、負担額はどんどん上がってる。」

 

🐥
「困っちゃいますね。」

 

🐰
「本当よね。それより、あなたたち🐹🐥、さっきまで、同じ部屋にいなかったっけ?」

 

🐹
「いた。」

 

🐥
「いましたよ。」

 

🐰
「なんで、別々の部屋で、別々に冷房入れてるの?」

 

🐥
「そら先生🐹に、クレヨンしんちゃん見たいですって言ったら、昼寝するから、隣の部屋で見ててと言われました。」

 

🐹
「うん…言った。」

 

🐰
「再エネ賦課金の前に、節約できるところから節約しなさいよ。はな🐥ちゃんと一緒にクレヨンしんちゃん見ながら、昼寝して。」

 

🐥
「困っちゃいますね。」

 

🐰
「本当、困るわ。」

 

🐹
「ぶりぶり、騒がしくて寝れない。」

 

🐰
「ぶり?今の季節、鰤はないと思うわよ。光熱費とか、食品とか、日用品とか、色々なモノの値上げラッシュで大変なの。」

 

🐹
「魚じゃなくて、

 

🐰
「はなちゃん🐥、来月はアイスクリームも値上げするみたいよ。」

 

🐥
「えー!本当ですか!?」

 

🐹
「来月にはアイスいらないだろ?」

 

🐥
「いりますよ。何にいくら使うか、毎月考えてます。子供の100円は、大人の1000円と同じくらいの価値があると思います。」

 

🐰
「なんか、分かるわ。」

 

🐹
「んー、100円は100円じゃないかぁ?」

 

🐰
「子供心が分かってないわ。」

 

🐥
「困っちゃいますね。」

 

🐰
「本当に困っちゃうわ。」

 

🐹
「それ、もういいよ。」

 

🐥
「ところで、なんでこんな値上がりばっかりするんですか?」

 

🐰
「そうね。お給料がその分増えれば良いだけどなぁ。」

 

🐹
「原因は、原材料価格の高騰、ロシアによるウクライナ侵攻の影響などによる原油高、急速なインフレなど、さまざまな要因が絡み合っていると言われている。お給料も一緒に上がるのは良いインフレ、だけど今回みたいにお給料は上がらず、物価だけ上がるのは悪いインフレ。」

 

🐥
「値段が高くなったら、その分お店に利益がありますから、お給料が上がらないのはおかしくないですか?」

 

🐹
「その値段って言っても、人件費の値段以外にも、 材料費とか輸送費など様々な費用で値段が決まる。今の値上げは材料費が高くなっていて、値上げしなければならない状態。簡単に言うと、例えば、値段が100円のアイスがあって、今までは、

人件費:50円
輸送費:10円
材料費:40円

ここで、材料費が60円になったら、

人件費:50円
輸送費:10円
材料費:60円

となって100円だった費用が120円になる。値段が100円のままだと、お店は1つ売るたびに20円の赤字になり、いつかお店はつぶれてしまうので、お店は人経費を削るか、値上げをするかを考えることになる。ここでさらに人件費も上げて!となると、どんどん値上がりしていき、アイスが売れなくなるかもしれない。これもまたお店がつぶれてしまう。」

 

🐥
「なるほど。100円のアイスでも、様々な費用が含まれているのですね。」

 

🐰
「ほんとね。この材料費とか輸送費とかが上がり続けてるから、食品や日用品、電気、ガソリンなどの値上げも止まらないのね。」

 

🐹
「まさに値上げラッシュの到来。世帯当たり負担額の増加はおおむね年5万~7万円みたいだと言われているし、これがピークでもないと思う。値上げは一時的なものではなく、しばらく続くことになるだろうな。」

 

🐥
「材料費とか輸送費とか、私たちにもどうにもできないものですが、私たちにできることは何かありますか?」

 

🐹
「そうだな…家計簿をつけるとか、日々の出費の見える化とか、何にいくら使ってるかを見直しするとかかな。出ていくほうを振り返ってみるのがいいと思う。」

 

🐰
「出ていくほうを振り返る?」

 

🐹
「そう、日々の生活に無駄なところがないかとか、家計もスリム化かな。」

 

🐰
「スリム化?だったら、早くそら🐹の冷房消して、はなちゃん🐥と一緒の部屋にいて。」

 

🐹
「はい。すみません。」

 

🐥
「困っちゃいますね。」

 

🐰
「本当よ。」

 

 

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