「好かれるひと言〜挨拶・社交辞令編〜」
~フレーズ1~
✅よけいな一言
🐔「はな、今日もお疲れさま。」
🐥「”ご苦労さま”です。」
✅好かれる一言
🐔「はな、今日もお疲れさま。」
🐥「”お疲れさま”です。」
🐹「ご苦労さまは、上の立場の方が目下の方に対して使う表現。他のねぎらいの言葉として、”おかえりなさい””〇〇の件が無事に進んだようで何よりです”が、気持ちが伝わりやすいぞ。」
~フレーズ2~
✅よけいな一言
🐔「最近、休みが取れなくて。」
🐥「”大変ですね。”」
✅好かれる一言
🐔「最近、休みが取れなくて。」
🐥「”仕事が忙しいんですね。”」
🐹「大雑把にひとくくりにする”大変ですね”は、表面だけの社交辞令にも聞こえ、不快感を与える。相手の言ったことをそのまま受けとめて返すことが大事である。」
~フレーズ3~
✅よけいな一言
🐥「”疲れてる?”」
🐔「大丈夫。元気だよ。」
✅好かれる一言
🐥「”元気だった?”」
🐔「元気だよ。はなも元気そうね。」
🐹「疲れてると言われると、なんとなくイヤな気分になる。少しやつれているかな?顔色が悪そうに見えてるかな?と気持ちがマイナス方向に引っ張られます。元気だよと、コミュニケーションを明るい方向へ持っていきましょう。」
~フレーズ4~
✅よけいな一言
🐥「”仕事は上手くいってるの?”」
🐔「何とかやっているよ。」
✅好かれる一言
🐥「”最近、どう?”」
🐔「とても楽しいわよ。」
🐹「YESかNOの答えを促す、クローズドクエッションはあまり良くないぞ。答えたくない話題の場合には、相手を問い詰めているようで戸惑わせてしまうことも。どう?という、オープンクエッションで、相手に話したいことを選択してもらうのが良いな。」
~フレーズ5~
✅よけいな一言
🐥「”私のこと、覚えていますか?”」
🐔「すみません、すぐ思い出せなくて。」
🐥「むぎぃじゃーん。」
✅好かれる一言
🐥「”あのときお会いしたはなです。”」
🐔「あぁ、あのイベントでお会いした。」
🐥「イベント?」
🐔「?」
🐥「むぎぃじゃーん。」
🐹「相手に覚えているかどうかを試す表現は、不快感を与える。試すような言い方は、しないこと。相手が覚えていなかったとき、え?知らないの?とダメ押してしまうことにもなる。」
~フレーズ6~
✅よけいな一言
🐥「”勉強になりました。”」
🐔「ちゃんと実践してね。」
✅好かれる一言
🐥「”クレーム対応の話が特に参考になりました。”」
🐔「クレーム対応は一言一言が本当に大事よ。何かあれば、また聞いてね。」
🐹「たった一言で簡単にまとめてしまうだけでは、相手をガッカリさせてしまうことも。大事なのは、自分の言葉を入れて話すこと。ひと言でもいいので、具体的な言葉を入れて伝えましょう。」
~フレーズ7~
✅よけいな一言
🐥「”今日はかわいいですね。”」
🐔「いつもは、かわいくないわけ。」
🐥「違います違います違います。むぎちゃんは、いつもいつも美しいです。」
✅好かれる一言
🐥「”今日も素敵ですね。”」
🐔「ありがとう。はなも今日も素敵よ。」
🐥「むぎちゃん、いつもありがとうございます。」
🐹「”は”と”も”の使い方は注意が必要。もっと気をつけたいのが、”かわいい”だな。かわいいは上から目線だと思われる場合もある。親しい間柄なら良いが、そうでない相手に言われると、見下されているようなニュアンスを与えることも。見た目をほめるなら、”素敵ですね”が安心だな。」
☆参考文献
大野萌子『よけいなひと言を好かれるセリフに変える 言いかえ図鑑』サンマーク出版